どうも、専務の大橋です。
またコロナで疫病退散の行事なのに、今年も神輿渡御は中止でした。
が、神事ごとなので7月1日〜31日まで今年もしっかりと祇園祭は行われました。
今回は祇園神輿の事を掻い摘んで説明します。
祇園祭は平安時代初め京都の街で流行った伝染病を鎮める為に始まりました。
970年から、応仁の乱と第二次世界大戦の時期を除き、毎年行われています。
【山鉾に関して】
昔、疫病や悪霊を鎮める為に薬師如来の化身である牛頭天王(ごずてんのう)のちに素戔嗚尊(スサノオノミコト)を祀り当時の国の数66本の矛を立てて悪霊を矛に乗り移し悪霊を祓いました。
のちにその矛の周りに装飾物や歌ったり踊ったりして稚児さんが乗る屋台を付けたりして今の山鉾になっております。
山鉾巡行が終わったらすぐに解体されます悪霊が飛び出て行かない様に。
さて、祇園祭本番の神輿渡御!!
なぜ本番なのか?
神輿渡御とは、八坂神社の神様が神輿に乗って地域をまわり人々の健康や幸福などを祈念する事。
祇園神輿は3基あります。
僕がご奉仕させてもらっている神輿は中御座(三若)神輿。
こちらの神輿には素戔嗚尊(スサノオノミコト)が乗られてます。
次に東御座(四若)神輿。
こちらの神輿には櫛稲田姫尊(クシイナダヒメノミコト)
素戔嗚尊の奥様。
次に西御座(錦)神輿。
こちらの神輿には八柱御子神(ヤハシラノミコガミ)上記二神の子供達が乗られてます。
毎年7月17日に出発。
16時に八坂神社で神幸祭を行った後18時ごろに八坂神社を神様が出発ぐるーっと、地域を回り21時30ごろに寺町四条の御旅所に到着(神様がとどまり、一週間休んでもらうところ)ここに一週間三基の立派な神輿は飾られております。
24日お帰り
17時ごろ御旅所を出て17日よりも長い距離を無病息災やいろんな気持ちを込めて23時ごろに八坂神社に帰ってきます。
その後神社に御神体を移し還幸祭をして神輿渡御は終了。
神様達は一週間ほど人々と共に過ごし、疫病や厄災から守ってくださっていると言う事です。
因みにホイット、ホイットと掛け声がありますがホイトは『祝人』と書き、めでたい掛け声とされています。
まだまだお伝えしたい事がありますが今日はこの辺で。
最後まで見てくれた人はまた更に京都の祇園祭が楽しくなることを願いまして、
ヨーイとせの!!!!👏👏👏