【山のワイン】
皆さま、こんにちは!
秋めいてきましたね(´∀`)
さて、今回は前回の「海のワイン」に続き、「山のワイン」についてです♪
・海のワインのおさらい
まずは「海のワイン」のポイントを簡単におさらいしておきましょう♪
1 「海のワイン」は海の近くの畑で造られたワイン
2 海風の影響で潮の香りを帯びたものがある
3 その潮の香りが海産物とよくマッチする
4 具体的にはシチリアの「ネロダーヴォラ」やマルケの「ヴェルディッキオ」、他にもサルディーニャ、プーリア、リグーリアなどなど
詳しくは前回のブログをご覧くださいね☆
・山のワイン
というわけで、山のワインですが、これはもちろん、畑が山にあるワインのことですね♪
海から離れ標高が高くなると、昼夜の寒暖差が大きくなります。
ここが大事なポイントでして、寒暖差が大きくなると、ブドウが凝縮感をもち、ぐっと引き締まります。
具体的には、酸味がシャープになり、すっきりとした印象になるのです。
「海のワイン」でちょっとだけ触れましたが、
海のワインが全体的にふんわりと優しい印象なのに対して、
山のワインはキリッとシャープで固いイメージです。
よく言われるワインの「ミネラル感」も、
海のワインが「海塩」のようなミネラル感なのに対して、
山のワインは例えば「岩塩」のような、より鉱物的な硬く、鋭いイメージになります。
・産地でいうと…
イタリアなら、「バローロ」「バルバレスコ」に代表されるピエモンテ州、また、トスカーナ州の「キアンティ」、白ワインなら「ソアーヴェ」もそうですね。
他にも、「ソアーヴェ」と同じヴェネト州の「ヴァルポリチェッラ」や、カンパーニャ州のタウラージも山のワインです♪
またおもしろいのは、前回出てきたマルケの「ヴェルディッキオ」にも海側の産地「ヴェルディッキオ ディ カステッリ ディ イェージ」と山側の産地「ヴェルディッキオ ディ マテリカ」の2つのDOCがあり、それぞれに違った個性がみえます。
「イェージ」と「マテリカ」を比べると、先ほどの「ミネラル感」がより顕著にわかります♪
他にもフランスのブルゴーニュも山のワインと言えますね。
総じて言えるのは厳格な、偉大なワインの多くは山のワインである、ということです☆
(もちろん、そうでないものもあります。例えばボルドーなんかは「海のワイン」とは言えないものの大きな河が近くにあり、「海のワイン」の特徴も持っています)
・山のワインとお料理
とはいえ、基本は海のワインと同じように、難しいことは考えず、まずは山のワインには山のものを合わせましょう♪
例えば、ジビエ料理やチーズ、キノコなどですね。
ジビエでも、特に猪ですと「キアンティ」、煮込み料理ですと「バローロ」「バルバレスコ」などがいいでしょう♪
お魚も同じように、夏ですと鮎は「ヴェルディッキオ」でも「イェージ」よりも「マテリカ」の方がしっくりきます☆
そんなこんなで、今回は個の辺りで。
それでは皆さま、よいワインライフを♪