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ソムリエ米津のワインのすすめ~ブドウ畑でつかまえて~vol.8

2017年10月13日 

【新酒の季節】

 

みなさまこんにちは!
本格的に風も虫の声も、秋が深くなって来ましたね♪

 

秋といえば、ワイン業界には大きなイベントがあります☆

そう、ボージョレヌーヴォーの解禁です!

 

 

・そもそもボージョレヌーヴォーって?

皆様ご存じかと思いますが、ワインはブドウ果汁100%で造られ るお酒です。

つまり、醸造は基本的に年に一度、収穫の季節だけに行います。

その中で、10年、20年の熟成ができるように造ったり1~2年 のうちに飲み切るように造ったり、と造り分けていくのです。

ボージョレヌーヴォーというのはそれらのワインとは違い、その年の新酒として、ブドウの収穫を喜び、今年の出来を確かめるためのものです。

世界中に新酒はありますが(もちろんイタリアにも、日本にも)、 ボージョレヌーヴォーはフランス・ブルゴーニュ地方のボージョレ で造られているものを指していいます。

「ヌーヴォー」が「新しい(お酒)」という意味ですね☆

(余談ですが、「アールヌーヴォー」って聞いたことありませんか?これもフランス語で、「新しい芸術」を意味します)

 

 

・解禁日は?

ボージョレヌーヴォーの解禁日は法律で、

毎年11月の第3木曜日の午前0時

と決まっています。

ご~ぜん0時を過ぎたら~♪飲んでもOKなわけです。

特に日本は日付変更線から近く、世界中でもかなり早くに解禁されることから毎年注目されていますね☆

 

 

・どんな味わい?

基本的にはフレッシュでフルーティ、軽い口当たりで飲みやすい味わいになっています。

使われる品種「ガメイ」の特徴とも言えますが、

イチゴやラズベリー、クランベリーのような赤い果実の香り

フレッシュな酸味

少しキャンディのような甘い香り

などで表現されることが多いですね。

これは、「マセラシオン・カルボニック」という独特な方法を採っていることもあるのですが、、、

難しい話はいったん置いときましょう^^;

とにかく、一言でいうと「飲みやすい」に尽きるのではないでしょうか。

普段あまりワインを飲まない方にも、実はおすすめです☆

 

 

・ややこしい名前・・・

そう言えば、ここまで ボージョレヌーヴォー と書いてきましたが、

個人的には「ボージョレ」でも「ボジョレー」でもどちらでもいい と思っています^^;

と、こんなことを書くと誰かに怒られそうですが、まぁ外国語のカタカナ表記なので発音通りに記述するのは難しいのです。

ちなみに、日本ソムリエ協会では「ボージョレ」で統一されていま す。

さてそんな「ボージョレ」、「ヌーヴォー」のなかにちょっと高価 な

 

「ボージョレ ヴィラージュ ヌーヴォー」

 

なんていうのが時々ありますよね。これは何かといいますと

 

「特定の村で造られたボージョレヌーヴォー」

 

ということです。

つまり気候・土壌が一般的なものより優れているといわれるエリアで穫れたブドウで造っているのです。味わいは

より力強く、しっかりしている

ことが多いですね。そしてもう一つややこしいことに、ボージョレのお隣に

「マコン ヌーヴォー」

と書かれてある白ワインを見たことがありませんか?

そう、この白ワイン、「ボージョレ」ではないのです。

これもまたフランスの法律で、「ボージョレヌーヴォー」は赤とロ ゼしか造っちゃいけません!と決まっているのです。

なので、白のヌーヴォーはボージョレからほど近い「マコン」エリアのものがよく売られています。

 

 

・気になる今年の出来は?

毎年高評価なキャッチコピーが話題にもなるボージョレですが、

今年の出来に対して確実に言えることがひとつあります。

それは、

味にまとまりがあるだろう

ということ。

こればかりは各輸入元もあまり悪いことは書きませんし、もちろん彼らも解禁日まで飲めませんので、予想しかできないのです。

ただ、今年の夏は乾燥が続き、例年よりも収穫が早かったそうです 。

収穫が早いと、醸造が始まって、発酵が終わり、ボトルに詰めるまでの時間を長くとれるのです。

するとバラバラだった味わいの各要素が一つにまとまる時間も長くとれる、ということです。

なぜそうなるかはまた難しいお話しになりそうなので、別の機会に 、、、^^;

それと、もうひとつ。

乾燥が続いたということは、ブドウの凝縮度が高まり、パワフルで 果実味もしっかりしたワインができている、とも言えます。

 

 

・ワインはやっぱり楽しむもの

と、またしても長々と書いてしまったわけですが、

なにより大事なのは、その時間を楽しむこと、だと思います♪

難しいことはあまり考えずに、

今年も新酒の季節がきたなー

くらいで収穫祭気分で楽しみましょう♪

 

・そういえば、、、

イタリアにも新酒があって、こちらは「ヴィーノ ノヴェッロ」といいます。

こちらは一足早く、10月30日に解禁ですので、ボージョレが待ちきれない方は酒屋さんでさがしてみてください☆

 

それでは皆さま、良いワインライフを♪

 

 

 

 

ソムリエ米津のワインのすすめ~ブドウ畑でつかまえて~vol.7

2017年9月4日 

【山のワイン】

皆さま、こんにちは!
秋めいてきましたね(´∀`)

 

さて、今回は前回の「海のワイン」に続き、「山のワイン」についてです♪

 

・海のワインのおさらい

 

まずは「海のワイン」のポイントを簡単におさらいしておきましょう♪

 

1 「海のワイン」は海の近くの畑で造られたワイン
2 海風の影響で潮の香りを帯びたものがある
3 その潮の香りが海産物とよくマッチする
4 具体的にはシチリアの「ネロダーヴォラ」やマルケの「ヴェルディッキオ」、他にもサルディーニャ、プーリア、リグーリアなどなど

 

詳しくは前回のブログをご覧くださいね☆

 

・山のワイン

 

というわけで、山のワインですが、これはもちろん、畑が山にあるワインのことですね♪
海から離れ標高が高くなると、昼夜の寒暖差が大きくなります。
ここが大事なポイントでして、寒暖差が大きくなると、ブドウが凝縮感をもち、ぐっと引き締まります。
具体的には、酸味がシャープになり、すっきりとした印象になるのです。

 

「海のワイン」でちょっとだけ触れましたが、
海のワインが全体的にふんわりと優しい印象なのに対して、
山のワインはキリッとシャープで固いイメージです。
よく言われるワインの「ミネラル感」も、
海のワインが「海塩」のようなミネラル感なのに対して、
山のワインは例えば「岩塩」のような、より鉱物的な硬く、鋭いイメージになります。

 

・産地でいうと…

 

イタリアなら、「バローロ」「バルバレスコ」に代表されるピエモンテ州、また、トスカーナ州の「キアンティ」、白ワインなら「ソアーヴェ」もそうですね。
他にも、「ソアーヴェ」と同じヴェネト州の「ヴァルポリチェッラ」や、カンパーニャ州のタウラージも山のワインです♪

 

またおもしろいのは、前回出てきたマルケの「ヴェルディッキオ」にも海側の産地「ヴェルディッキオ ディ カステッリ ディ イェージ」と山側の産地「ヴェルディッキオ ディ マテリカ」の2つのDOCがあり、それぞれに違った個性がみえます。
「イェージ」と「マテリカ」を比べると、先ほどの「ミネラル感」がより顕著にわかります♪

 

他にもフランスのブルゴーニュも山のワインと言えますね。
総じて言えるのは厳格な、偉大なワインの多くは山のワインである、ということです☆
(もちろん、そうでないものもあります。例えばボルドーなんかは「海のワイン」とは言えないものの大きな河が近くにあり、「海のワイン」の特徴も持っています)

 

・山のワインとお料理

 

とはいえ、基本は海のワインと同じように、難しいことは考えず、まずは山のワインには山のものを合わせましょう♪

 

例えば、ジビエ料理やチーズ、キノコなどですね。
ジビエでも、特に猪ですと「キアンティ」、煮込み料理ですと「バローロ」「バルバレスコ」などがいいでしょう♪

 

お魚も同じように、夏ですと鮎は「ヴェルディッキオ」でも「イェージ」よりも「マテリカ」の方がしっくりきます☆

 

そんなこんなで、今回は個の辺りで。
それでは皆さま、よいワインライフを♪

 

 

 

 

オープニングスタッフ大募集!

2017年7月24日 

 

この度、株式会社グラマラスフードは5店舗目となる新店舗を

11月にオープンする予定となりました!

そこで、オープニングスタッフを大募集いたします★

 
 

 
 

接客が好き、食べることが好き、飲むことが好き、料理をしたい・・・

そんな方々と一緒に楽しく働けたらと思っております。

ご興味のある方はぜひお気軽にお電話ください☎

皆様にお会いできることをお待ちしております♪

 

 

 

ソムリエ米津のワインのすすめ~ブドウ畑でつかまえて~vol.6

2017年7月8日 

【海のワイン】

皆さま、こんにちは!
もう夏ですね☆

 

夏と言えば海でしょうか?それとも山ですか?^^
イタリアも日本と同じように南北に長く、中央に山脈があり、地方性が非常に豊かですよね。

 

そんなわけで、ワインにも「海のワイン」と「山のワイン」があるのです♪

 

・イタリアワインの地方性

 

イタリアはかつて「ワインの大地」と呼ばれ、その土地の多くがブドウ栽培に適していまして、20ある州の全てでワインが造られています。
そのため、お料理ももちろんですが、ワインにも地方色があるのです♪

 

今回はそんなイタリアワインの地域性についてのお話です◎

 

・海のワイン
さて、本題ですが、「海のワイン」と言われるとどのようなワインを想像されるのでしょうか?

 

もちろん、海水の中でブドウが育ったりワインが熟成したり、という意味ではなく。 ←当たり前ですね^^;
「ブドウ畑が海に近いエリアのワイン」といったニュアンスです◎
で、そのような海の近くの畑ですと、海風をブドウがいっぱい浴びるわけですね。

 

分かりやすいのが、シチリアの南海岸沿いです。

 

ここはアフリカから地中海を越えて吹き付けるシロッコの影響がかなり出てきます。

 

また、ほかにはサルデーニァやプーリァ、マルケの沿岸部。
具体的には、シチリアの「ネロダーヴォラ」やマルケの「ヴェルディッキオ」。
これらの品種には潮の香りが感じられるものがあります。
と、同時に海塩のようなミネラル感も感じられます。

 

これは風だけでなく、そもそも畑の砂が大昔は海であり、塩分を含んでいることも要因のひとつです。

 

さて、ワインがそうなるとお料理も自然と海産物との相性が良くなってくるわけですね。

 

すっきりタイプの「ヴェルディッキオ」のような白ワインですと、シンプルにお魚のカルパッチョやスパゲッティボンゴレビアンコによく合いますね^^

 

赤ワインの「ネロダーヴォラ」なら、同じ海産物でも赤いお料理に合わせていきましょう◎

 

例えば、マグロ。カルパッチョでも、お刺身でもいけると思います

 

お刺身の場合は、お醤油はいいんですが、ワサビは控えめの方がいいでしょう。
ちなみに、「ネロダーヴォラ」の産地シチリアでもマグロはよく食べられます♪

他にもサバ等の青魚で、脂の乗ったもの。
この脂をタンニンが甘味に変えてくれるのです☆
…これは、以前も書いていましたね。

 

さてさて、お料理との相性はそんな感じですが、総じて海のワインはふんわりと優しい印象のものが多いんです☆

 

特に日本食は海産物が多いと思いますので、日常の食卓にはこういったワインがよく合うのではないでしょうか^^

 

・山のワイン

 

さて、海のワインに対して「山のワイン」ですが、そろそろ長くなってきましたので、これはまた次回書いていこうと思います☆

 

それでは皆さま、良いワインライフを♪

 

インスタ始めました★

2017年7月3日 

梅雨とは思えないお天気と暑さが続いておりますが、皆様体調は崩されてませんか?

 

さてさて、お知らせが遅くなりましたが6月より各店Instagramを始めました★

出来るだけたくさんフレッシュな写真をUPしていきますのでお楽しみに!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソムリエ米津のワインのすすめ~ブドウ畑でつかまえて~【番外編・ある日のソムリエ】

2017年6月22日 

先日、シェフ塚原の新作パスタの試食をしながら合わせるワインを考えていたときのソムリエ的な思考をそのままブログにしてみます(´∀`)

・瀬戸内産アオサ海苔と小柱のクリームソース フェトチーニ
 

 

まず、アオサ海苔×小柱、これはやっぱり海のワイン(※1)やね
磯の香り、いい感じ◎
とりあえず無難にヴェルディキオ(※2)行ってみよ♪

 

…ヴェルディキオやとワインがすっきり過ぎて、クリームソースに負けてる。。

 

ジビッボ(※3)あったな、あれどうなんやろ。
香りにだいぶ厚みあるし、いけるかも♪

 

…あかん、甘い。
クリームにはいけなくもないけど、アオサ海苔とケンカしてる。。

ちょっといろいろ考えようか。
まず、パスタの方から…特徴は、
1 アオサ海苔の磯の香り。
2 小柱、クリームソースの甘味。
3 仕上げの黒胡椒の香りと刺激。

 

これがメインやね。
さて、ワインに戻って。
1。ここに合うのはやっぱり海のワイン。そこから探そうか。
で、2、、、の、甘味、ベタ甘じゃなくて、ほんのり優しい甘味。ちょっと南寄りかなぁ。

 

…あ!
そういえばKさん、アルネイス(※4)にいつも海苔の香りを感じる言うてたな!
ロエロ(※5)あったよな。いってみよ♪

 

…うん。
確かに海苔の香り、わかる。
ただ、やっぱり北の冷たい(※6)酸味があるよなぁ。
ってなるとクリームソースじゃないんよねぇ。
 
戻って、3。黒胡椒。黒胡椒やと、白じゃなくて赤ワインやんね。
アリアニコ(※7)かネロダヴォラ(※8)か。。
ネロダヴォラかぁ。
いってみよ♪

 

お。
海のニュアンスあるね。
タンニンもあるけど、果実もしっかり感じられる。
胡椒の感じもしっくりくる。
うん、これいいね♪
けっこうぴったりはまってるんじゃない?!

 

…と、日々こんな感じで料理とワインのペアリングを考えています☆
メニューにも簡単に書いていますが、質問していただきますとより一層詳しい説明もいたします♪

 

※1海のワイン…海の近くの畑のワイン、といったニュアンス。海風を浴びて育ったブドウは塩気を感じたりします。
※2ヴェルディッキオ…土着品種。マルケ州で多く作られ、「魚のワイン」と言われるくらい魚介類と相性よし。
※3ジビッボ…土着品種。シチリア産。ピエモンテではモスカートと呼ばれる。英語ではマスカット。甘い香りが特徴。
※4アルネイス…土着品種。ピエモンテ産。フルーツ系の独特の香り。酸とミネラルも多く感じる。
※5ロエロ…ピエモンテのDOC。白はアルネイスより造られる。
※6北の冷たい酸味…温度ではなく、「キリッと」してるイメージ。
※7アリアニコ…土着品種。主にカンパーニァを中心に南イタリア産。タンニン、アルコール、酸が共に豊富。甘草の味わいを感じる。
※8ネロダヴォラ…土着品種。シチリア原産。アルコール度数が高く、酸味も豊富。

 

ソムリエ米津のワインのすすめ~ブドウ畑でつかまえて~vol.5

2017年6月6日 

【イタリアワインの格付け】

こんにちは!
皆さん、イタリアワインって分かりにくいですか?

 

いわゆるニューワールド(おおむねヨーロッパ以外ですね♪)のワインはラベルにカベルネ・ソーヴィニヨンとかメルローとか書いてあるので、好みの品種を見つければあとは簡単ですね◎
フランスはボルドー、ブルゴーニュなど産地に対してしっかりと格付けがあるので、これもまた覚えやすいのではないかと思います。

 

さて、ここにきてイタリア、はっきり言って分かりにくいんです。
理由はいろいろありますが、イタリア人の個人主義、ローカル主義が大きな要因ではないかと思っています。
要するに、「俺の地元が最高!」ってみんなが思ってるのではないかな、と。
それはそれでいいことですけどね^^

 

・イタリアワインの格付け

 

イタリアワインは大きく分類すると、VINO、IGP、DOPの3つに分かれます。

 

まず、VINOヴィーノですが、ある意味これが一番わかりやすいかもしれません。
端的に言えば、なにも規制のないテーブルワインです。
例えば、南のプーリア州で作ったブドウと北のピエモンテ州で作ったブドウを混ぜてもいいんです。
去年収穫のブドウと今年収穫のブドウを混ぜてもいいんです。
反面、高級ワインにはなりません。
小売価格で言っても1,000円以下のものがほとんどでしょう。

 

次に、IGPですが、そもそもEUではこれをIGPと呼ぼう!と統一したところ、イタリアでは伝統的に使っていたIGTでもIGPでもどっちでもいいよー、と未だに統一されていません。
どちらかといえば7対3くらいでIGTが多いのではないかと思います。
で、IGTとは何かと言われますと、難しくいえば「保護地理表示ワイン」です。
「Terre Siciliane IGT」と書かれていれば、「このワインはシチリア産のブドウで造られています」という保護が付いているということです。

 

そして、DOPです。
DOPもIGPと同じく、DOC、DOCGの表示も認められています。
しかもDOPとDOC、DOCGは併記も認められているのです。
つまり「キアンティDOP」「キアンティDOCG」「キアンティDOP/DOCG」どれでもいいということですね。

 

しかしながら現実的にはほとんどの生産者はDOC、DOCGGの方を使用しています。
なお、DOCとは「統制原産地呼称」、DOCGは「保証つき統制原産地呼称」の略で、要は「キアンティ」を名乗るなら決められたエリア、品種、造り方などの規制がありますよ、ということです。
ですので、VINO、IGT、DOC、DOCGの順に格付けは上位に、規制は厳しくなります。

 

・結局どれが上なんだ?!

 

正直、ここまでならそんなに難しいことはないんです。
問題はここからです。

 

例えば、フランスならDOPに相当する、AOCという法律があります。
しかもそれが広域エリア名、狭域エリア名、村名、畑名とゆるぎない順番で整備されているのです。

 

ブルゴーニュであれば、「ブルゴーニュ」「コートドニュイ」「ヴォーヌロマネ」「ロマネコンティ」など、狭くなればなるほど、品質(と価格)は比例して上がっていくのです。
それが「ジュヴレシャンベルタン」でも「シャンボールミュズィニー」でも村名であれば村名で、格付けのピラミッドの上下は変わらないのです。

 

さてイタリアではどうかと言いますと、格付けが一番上のDOCGに「キアンティ」というワインがあります。
その歴史は古く、1716年にはこれを保護してまがい物から守ろう、という動きがでてきます。
ですがその後「キアンティ」はエリアをどんどん拡大していくのです。
その結果、近年になって本来の「キアンティ」であったエリアは「キアンティ クラッシコ」として独立、別のDOCGになりました。

 

これがイタリアワインは難しいと思われる原因のひとつですね。

 

コンビニで1,000円以下で売っている「キアンティ」と
造り手によっては1万円を越える「キアンティ クラッシコ」が
同じ最上位の格付けDOCGに認定されているんです。

 

この辺りで、結局どっちが上なんだ?!となるのですが、さらに、、、

 

・スーパータスカンの登場

 

さらにイタリアワインのややこしいことに、1970年代から品質向上にいろいろな動きがありました。
従来、大樽で長期熟成が必要だったバローロの改革をした「バローロボーイズ」。
また、「キアンティクラッシコ」地域の生産者たちも、規制にとらわれない自由な発想でワインを造り始めます。
これが近代的なスタイルで消費者に受け入れられ、「スーパータスカン」あるいは「スーペルトスカーナ」と呼ばれるようになります

 

規制にとらわれない自由な発想、ということは要するにDOC、DOCGを無視しちゃうわけですね。
つまり、格付けで言えば、IGT、またはvino(かつてはVdTと呼ばれていました)になってしまうわけです。

 

そんなこんなで、イタリアにおいては
2~3万円で格付けは一番下のvino

 

1000円で格付けは一番上のDOCG
ということもあるのです。

 

・そうでないのも中には…

 

あることはあるんです。
DOC「ロッソ・ディ・モンタルチーノ」の上位により限定的なDOCG「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」、
DOC「ロッソ・ディ・モンテプルチアーノ」とDOCG「ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ」などですね。
ただ、DOC「ロッソ・コーネロ」の上位にDOCG「コーネロ」など、名前が短くなるのもあったり(名前が長い方が上位っぽくないですか?^^;)、結局分かりにくいと思うのです。。。

 

 
・ならばどのようにイタリアワインを覚えるか

 

これは個人的な見解で少し乱暴な言い方ですが、イタリアワインは「格付け」という観点で覚える必要はないと思うのです。

 

まずはニューワールドと同じように、品種を覚える。
サンジョヴェーゼ、ネッビオーロ、アリアニコ、などなど見慣れない品種が多いと思います。
そんな時は写真に撮ってしまえばいいんです^^
レストランで、あるいはワインショップで、その写真をソムリエに見せてください。
そして、「前に飲んだこれがおいしかったんだけど、同じようなものはありますか」と聞いてください。
そうしたらそこはプロですから、きっと近い味わいのものを紹介してくれるはずです。

 

また、そのために我々ソムリエがいるのだと、私は思っています。
何度かそんなやりとりがあれば、きっとお好みの品種が見つかるはず☆

 

難しい格付けのことは一旦おいといて、まずは飲むことを楽しみましょう♪

 

ソムリエ米津のワインのすすめ~ブドウ畑でつかまえて~vol.4

2017年5月6日 

【ピッツァとワイン】

今回は、ちょっと実践編です♪

 

弊社グラマラスフードには石釜を取り入れたナポリピッツァのお店「ダニエルズ ソーレ」もございますが、
さて、気になるのはピッツァとワインの相性ですね。
というわけで、早速ですが…

 

・現地では
私の知るかぎり、現地のイタリア人たちがピッツァを食べるときに何を飲んでいるかというと、、、

 

ビールですね。
それはもう、圧倒的にビールです。
でなければ、コーラですね。。

 

私の働くベラロッサでも、観光シーズンになると外国人の方が多く来られるのですが、ピッツァをお召し上がりの方は、やはりビールかコーラですね。。

 

確かにいわゆる粉もんと泡は相性がいいんです。

 

・「粉もん」と「泡」の相性がいいということは…
つまりピッツァとスパークリングワインは相性がいい!ということですね(´∀`)

 

特にオススメは「ランブルスコ」です◎

 

イタリア・エミリア ロマーニャ州のこのスパークリングワイン、日本ではまだまだ少ない赤の微発泡です♪
味わいも甘口(ドルチェ)から半甘口(アマービレ)、辛口(セッコ)とありますので、お好みに合わせてどうぞ^^
また、このランブルスコ、カジュアルなワインですので、ワイングラスでなく、コップで飲んでもOKです◎
 

 

その他、ピッツァはカジュアルなお料理ですので、「シャンパーニュ」や「フランチャコルタ」よりも白桃などフルーティな香りが楽しい「プロセッコ」もいいですね♪

 

・白ワインでは

 

モッツァレラとバジルのシンプルな「マルゲリータ」にはやはりシンプルなワイン、例えば「エスト!エスト!!エスト!!!」や「フラスカーティ」、「ソアーヴェ」などで。

 

アンチョビとオレガノの少し塩味の強い「マリナーラ」にはやや強いミネラルを感じる「グレコ ディ トゥーフォ」を。

 

・気になる赤ワイン

 

さて、次は赤ワインですが、ここまではピッツァとワインいけるやん♪なのですが、赤ワインはちょっと難しいところがあるんです。
赤ワインの渋み(=タンニン)とトマトの酸味がケンカしてしまうのですね。
ならば、と逆に考えると、トマトを避ければ赤ワインでもピッツァに合わせられるんです◎

 

ここまではピッツァにワインを合わせていましたが、今度はワインにピッツァを合わせてみましょう♪

 

まず、基本はカジュアルなお料理にはカジュアルなワイン、ということで、酒屋さんでも売っているようなもの、例えば「モンテプルチアーノ ダブルッツォ」や「キアンティ」などで。
「キアンティ」はカジュアルなワインとは言え、しっかり造られたものは熟成にも耐えうるものになりますので、食材の方でワインの熟成感を補ってあげます。

 

「ワインの熟成感」となると、代表的な印象に「トリュフの香り」「ナッツの香り」があげられます。
ということで、ピッツァにはトマトソースを乗せず、キノコとチーズで♪

 

また、チーズだけのピッツァ「クアトロ フォルマッジォ」にくるみなどを乗せてもOKです◎

 

「モンテプルチアーノ」はフルーティな香りと豊かな果実味がありますので、生ハムや、ご家庭ならロースハムなんかでOKですね。

 

そんなこんなで、今回はちょっと実戦編でしたが、ほかにも「こんなことが知りたい!」「ワインのここが難しい!」などありましたらリクエストもできる限りお応えします!

 

母の日ラッピング承ります♪

2017年5月3日 

 

5月14日(日)は母の日

日頃の感謝の気持ちを伝える日です。

 


 
 

 

ダニエルズショッピングサイトでは母の日特別ラッピングも

承ります。

【ギフト包装280円(税別)をご購入者対象】

南イタリア陶器、生パスタパスタソースなどを

プレゼントされるのも素敵ですね♪

是非ご利用ください。

 
 
 
 

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